太陽熱給湯パネル 東西方向で選ぶなら西に設置

まだCO2を冷媒とした「エコキュート」が出る以前の、指定フロン22冷媒を使用したヒートポンプ式給湯システムの利用者から、故障で部品がないうえメーカーの給湯設備部門もなくなり、仕方なく東京電力さんと東京ガスさんに電話をしたところ、いろんな物を提案されてどれが良いのかわからないという相談を今年の1月に受けました。

太陽熱利用給湯システム+エコジョーズを設置
メーカーから提案されたものは、エコキュートエネファームエコウィルソラモです。※概要は名称からそれぞれメーカーの説明サイト行けます。
私がこのなかで選んだものはソラモです。ソラモとは、東京ガスさんがガス器具メーカーとタイアップして考えた給湯システムで、太陽熱利用の液体式ソーラーシステムによりタンク内の水を加熱し、必要温度に満たない場合にはガス給湯器で加熱を補助すると言うものです。よく太陽熱温水器(集熱器と貯湯槽が一体となったものが屋根に置かれる)と混同されますが違います。
ソラモを選ぶにあたっての比較と理由については、別のブログ記事にする予定ですが、もちろんコストや耐久性は踏まえています。重要視したのは、「既存の建物で3.11後の社会情勢とその先を見越す」というものです。
今回相談依頼された住宅は、太陽光を受けるのに良いと言われる南(北)方向に傾斜面がある屋根ではなく、東西方向に傾斜面があるのでどんなものかと検討し、提案書をつくることにしました。
※東京ガスの担当者さんへは、太陽熱温水器と違って集熱器(パネル)自体は比較的軽いのだから屋根勾配を気にせず南面へ取り付けられる架台のオプションを用意したら、優位性があがると伝えました。

提案するにあたってのポイントは3つ

  1. 屋根のどこに4㎡(タンク容量に好ましいサイズ)の集熱器(パネル)を置けるか
  2. どのようにして定量的な日射量を求めるか
  3. 主な給湯を使う時間帯はいつか
提案の結果、西側の屋根に4㎡の集熱器を確保しました。

実際に作成した提案書です。提案結果の根拠がわかりますのでどうぞ御覧ください。
・太陽熱利用ガス温水システムの設置提案 
相談依頼の住宅には西側に農地があり、今は建物がなく問題ないが将来的に建物が出来ることも念頭に、今後は提案書をつくる必要があると思われます。

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